引いてた風邪もだいぶ良くなった先週の土曜日 美味しいと評判の鉄板焼きの「LE CONCERT DE CUISINE」へ初めて行ってきました 前日ダメモトと思って予約電話してみたら空いてた~ なかなか予約が取れないと聞いていたけどだいぶ落ち着いたのかしら?しかもカウンター席・・・さて一番のりだった私たちは前菜+お魚+お肉+チーズ+デザートの57ユーロコースを思い切ってチョイス で メニューを選んだところで私カメラ取り出して写真撮りだしたんだけど・・・あれ 電源押してもジージー変な音だけしてシャッター切れない 何度やっても切れない
壊れた~!というわけで写真がありません 今だから軽く言えるけどその時はショックでショックで・・・でもね この後楽しい興味深い時間が待っていたのです 突き出しは鶏のから揚げと塩味のサブレみたいの これは結構普通でした から揚げは自分でもよく作るし得意なので ま とにかく普通でした このくらいまではお店にはオーナーシェフさんとサービスの大変感じのいいテキパキとした綺麗なお姉さんの二人だけ で 二人で切り盛りしてるのかなぁ なんて思ってたのですが 予約のお客さんが次々とやって来たこのあたりで 彼が厨房から現れたのです その人の名は三ちゃん 本当の名前は知りません でも 私にはその雰囲気から”三ちゃん”というのが浮かんだのです 三ちゃんはソースの入ったタッパーみたいのを抱えてシェフのところへやって来て 何やらシェフ(ちょっと厳しい料理人な雰囲気)から指示を受けて”はい!はい!”と答えてました なんかかあいい・・・なんか気になる・・・で 次に私たちのテーブルにやってきたのはスモークサーモンの薄切り大根巻き 醤油の泡添え サーモンと大根は自分でも出来そうですが 醤油の泡はね なんじゃこれって感じで美味しい どうやって作ってるんだ?との疑問が過りました しかしシェフさんには聞けない雰囲気・・・こうなったら聞くのは三ちゃんしかいません 次にテーブルにやって来たのは前菜で私にはうなぎとフォアグラのテリーヌ 家主さんには野菜が色どり綺麗なほたてのマリネ しそ風味 テリーヌはいろんな雑誌やブログのこのお店の紹介記事で必ず登場してるここのスペシャリテらしい うん これはほんと美味しい 家主さんのマリネも外人さんは喜ぶ日本風味 上に乗ってた赤紫の葉っぱもしその種類かなぁ と私に聞く家主さん あたし知らん と そこへ三ちゃんがお皿を下げに来てくれて 話せるチャンス!と思ったです で ”あの 赤紫の葉っぱもしその仲間ですか?”と聞いたら 三ちゃん 困ったように笑って一瞬もじもじ あ もしかして三ちゃん知らないのかも・・・と思って悪いことしたなぁ って思ってたら”辛子の一種の葉です”って なんだ知ってるのね でもじゃあなぜ三ちゃん困ったようにもじもじしたのか?・・・なんかこの人かあいい・・・で シェフさんがそう遠くないとこにいるのであたし”そうですか ありがとうございます どうぞお仕事に御戻りください” と伝えると 三ちゃん ニコニコ笑顔で元気よく”はい!”って 思わずあたし 家主さんに”彼はなんてかあいいんだろう”ってこそこそ話ししちゃった 次に私たちのテーブルに来たのは私にはイカのソテー 家主さんにはまぐろのソテーわさび風味 鉄板焼きなのでもちろん美味しい で もぐもぐしてたらいつの間にか満席 すると厨房からショートヘアの綺麗な女性がいきなり初登場!なんか昔の日活映画の女優さんみたい スマート女性だけどなんか貫禄と優雅な雰囲気あり きっとマダムに違いない 気がつけばシェフ マダム サービスの女性 そして三ちゃんの4人 皆がすっごいきっちりきっちり動いている そこにはフランスのレストランによくあるラフな和んだ雰囲気はない あるのは行き届いた完璧なサービス なので余計に三ちゃんのおっとりとした雰囲気が私には際立って感じる メインのお肉を楽しみに待っていると ちょうど三ちゃんが私たちの目の前であのサーモンの薄切り大根巻きの準備を始めた シェフもちょうど厨房に行ったですよ で 私”その泡泡はどうやって作ってるんですか?”と急いで聞いた すると三ちゃんも急いで笑顔で”ポン酢にレシチンが入ってるんです”って教えてくれた 私”ありがとうございます それ美味しいですね じゃ お仕事に戻ってください”とこそっと言うと 三ちゃんも満面の笑顔で でもこそっと”はい!”って言ってちょっとけらけら笑った(少しお笑いも通じるっぽい) しかしレシチンてあれよね お肌にいいやつよね それにしてもやっぱ三ちゃんかあいいわぁ・・・そしてテーブルにお肉やって来た 私は子牛のソテー 家主さんはサーロイン牛ソテー これはかなりボリュームがありました 神戸牛みたいとはいきませんが 鉄板焼きはやっぱり美味しい その後西京みそののったチーズ そしてデザートの抹茶ティラミスきなこをまぶしたマカロン添えをいただいてお腹大満足 帰る時に前にいたシェフと三ちゃんに”とっても美味しかったです ご馳走さまでした”とお伝えするとシェフと三ちゃん 一緒に超爽やか笑顔で”ありがとうございました!”と言ってくださいました ずっと難しい顔をしていたシェフの 三ちゃんと一緒のシメの並んだ笑顔はこちらもとても嬉しかったのです お料理は雑誌やブログやいろんなとこで「感動する」とか「びっくりする」って表現があって ほんとにめっちゃ美味しかったけど「感動びっくり」表現はちょっとだけ大袈裟かなぁ とは思いました その日のメニューによっても感じ方の違いもあるかもしれませんね でも私には日本的きっちりサービスが懐かしくもありいろんな意味で興味深くもあり そしてなんと言ってもやっぱり三ちゃんに尽きるかなぁ と で 57ユーロの夜のコースはちょっと私たちには高いけど昼のコースなら30ユーロ以内のようなので それならまた三ちゃんに会いに近いうち来たい!そして美味しい鉄板焼きを食べたい!って思ってます ほんとあの三ちゃんの笑顔は私にはすごいご馳走だわぁ・・・一挙手一投足が気になるのよね あ もし三ちゃんワーホリなら時間に猶予がないからうかうかしちゃいられんわ!!
店名・・・「LE CONCERT DE CUISINE」
住所・・・14 rue nelaton 15区 Paris
TEL・・・01 40 58 10 15
※写真はこのレストラン前の通りからのエッフェル塔の風景です(これだけ撮ってあった)
メトロ6番線「Bir Hakeim」の駅からもすぐ近くでわかりやすいです
カメラはね マジで壊れたので明日 日本送りで~す 仕方ないねぇ
ま~た借りカメラ生活だ