パッサージュ・デ・パノラマよりさらに古き良き時代パリ的にほいがするのがこのパッサージュ・ジョフロワ(Passage Jouffroy)。そしてこちらの方がお店とかが若干庶民的な感じが私はしています。パノラマの方はちょ~っと観光地かぶれ過ぎ感あるかな。店舗費用も相当高いのかもしれませんね。
そんな無理することないのにね。
このパッサージュの入り口にある蝋人形館「ミュゼ・クレヴァン」はこのパッサージュのちょっと目印みたいな存在。でも私は入ったことはありません。だってかなり微妙そうなんやもん。
突き当りにはこれもちょっと目印っぽい「ホテル・ショパン」。初めてパリ一人旅の時、泊まってみたくて日本からお部屋予約しようとしたら空いていなくて泊まれなかった想い出があります。でもそのかわり5区の下町の雰囲気いっぱいのとこにある感じのいいホテル見つけてね。パテオでいただいたクロワッサンとコーヒーの朝食、素敵でパリっぽかったわぁ。また運んでくれたマダムがまるでフランス映画から出てきたみたいな雰囲気の目がくりっとしたショートヘアがよく似合うキュートな人で。あんな雰囲気の人、めったにパリで見ないなぁ。あれだな。あの人、ほんと映画の中からクロワッサン運んできてくれたのかもしれんね。そう素敵に思っとこう。
古本屋さんにいたこのムッシューも、パリにお似合いな人でした。それにしてもここの本屋さんはいつ来ても変わりません。ちょっと神保町を思い出して落ち着きます。店主さんも渋いのです。古本屋さんの店主さんて、な~んだか味わいがいろんな意味であるのですよねぇ。
そして、パッサージュ・ジョフロワから続くようにちょっと地味にもう一つ、ここパッサージュ・ヴェルドー(Passage Verdeau)がありまして、まだ自分が旅の人だった時、何度か一休みがてらワインを飲んだお店もあります。
オサレ感などは皆無で、とっても庶民的雰囲気。夕方はよくお馴染みさんがカウンターに集まってビールを飲んでいます。
そんな雰囲気がいいのです。でも、食事する勇気はなぜか持てません。ただし、大盛りなのはわかっています。運ばれるのを何度も目撃したから。サラダにのったチーズ、すげかったよ。お客さん、食べきれてなかったよ。
この日はごはん食べたばかりだったから寄らなかったけれど、またここに来たら、ワイン一杯(3ユーロくらいだったかな)飲みましょと思っとります。夕方、お馴染みさんたちの中で飲んじゃおうかなぁ。いや、そこんとこ小心者だからやっぱだめかなぁ。
久し振りここパッサージュ、たまにはいいものです。
あ、ちょっと説明遅れたけど、パッサージュってアーケード街のことです。この他にもインド系のお店ばかり並んでるとことか、現代的な雰囲気のとことか、日本人街であるオペラからすぐのとことか、パリを歩いてると小さなパッサージュからちょい大きめ、有名無名まで、ちょこちょこあるのです。
インド系お店が並んでるとこはすぐ近くが有名な娼婦街。夜とか歩くとドキッとします。私はそこを初めて歩いたある夜、コートの下、黒いレースのブラからおっぱいが半分出ちまっていながらも堂々と闊歩する娼婦を見て、ちょっと衝撃を受けた想い出があります。でも決して嫌いな衝撃ではありませんでした。ここもまたパリだなぁ、と思ったのです。
で、フォトしながら行き来してたら、かっちょいいヘアスタイルのお兄さんがいたので、フォトしたい♪ と思って一生懸命撮ろうと試みていたら、その私の姿を見ていたらしい、後ろにいたかあいらしいお姉さんがクスクスクスクス笑いながら、私をフォトしていた~。恥ずかすぃ。そしたら気持ちもブレたようでして、
こんなんなっちゃったです~。でもこのボケ感、なかなか嫌いじゃないなと思ったので、今回はこの一枚でシメにいたします。じゃ、またあとで。ちょっと今週ごはんがんばんないとですし。日本の皆様は素敵なお休みをお過ごしくださいませませ~♪ あ、でも、お仕事だわ、な方はとっととお仕事時間が過ぎますように♡